お盆の高野山(2017年8月10日~15日)

 

8月の満月

生きとし生けるものは

生きとし生けるものは

お盆で高野山は人でいっぱいです。いつもの参拝観光の方々もひときわ多いですし、年に一度の先祖供養にお越しになっている人もよくみかけます。先祖供養について考えてみますと、人は大切な人をなくしたら、衝撃と喪失感に打ち沈みますが、いつかその悲しみ苦しみを乗り越えて、一歩成長したすがたで歩き出します。それは人生におけるひとつの通過儀礼と例えてよいもので、ここをよく通り抜けることが大切です。だから様々な供養はあの世へ行った人のためにも、この世で送る人のためにもあるものなのでしょう。一つの灯りがあの世への道案内をしたり、生者を慰めたり、いまこのときだけ、ふだんは断絶している、両方の世界をつなぐ架け橋となってくれます。いま、高野山は夜になるとひときわたくさんの光が舞うのが見えますよ。この世とあの世は背中合わせにあり、あらゆる現象は二つの世界が交錯することで在るとの確かな手ざわりを感じさせてくれます。