高野山真言宗 「得度」とは?

 

燈籠堂を望むs6月15日発行予定の単行本『お大師さまの息~高野山の伝統産業をたずねて~』の執筆編集のため、寺内町の産業や真言密教の文化などを取材し、少しずつ高野山のことを知っていく日々の中、いくつかの機縁を得て、2017年5月31日に高野山大学主催の得度式に参加することにしました。得度って?という方のために、得度にのぞむ、さまざまな準備物について、ちょっとご紹介しましょう。まず基本の法衣です。襦袢+白衣+空衣(黒)+如法衣(黄色っぽい色)。これに白帯と白足袋、下駄をつけます。数珠(念珠)は主玉108個の真言宗の正式のもので、材に「梅」「かや」を用いているものを選びます。あとは常用経典の経本。面白いところで、その他持ち物には風呂敷、タオル、雨天の際の黒い傘があります。「下着も白」ということを今、経験者から聞いたので、これも用意する必要がありますね。生まれたての赤ちゃんの産着のように、みんな白なのですね。「得度」の意味は、「仏門における赤ちゃん誕生」なのですね。そして、得度名という新しい名前を頂くことになります。