ヒキオコシ(3月の満月の日)

 

高野山ではまだ小雪がちらつく寒い日もあります。もうすぐ着任1年です。大きな仕事にほぼ区切りがついて力が抜けたのか、満月の日を境に、ここ数日体調を崩しておりました。こんなとき私は、高野山に伝わる漢方薬から、症状に合ったものを選び、できるかぎり安静にすることで治しています。今回は胃腸の風邪のような症状で熱も出ました。「延命草」(しそ科の多年草)という葉を使ったヒキオコシという薬を飲むこと3日、よくなってきました。『和漢三才図絵』によると、ヒキオコシは、弘法大師が山で倒れている人の口に葉の汁を飲ませたところ、立ち上がって歩きだしたという逸話がある薬草で、わりと即効性があるようです。病も必要があって自分のところに来ているご縁。排除するのでなく、自然のめぐみを自分の味方にできれば治癒力が高まりますね。そういえば花粉症も治ってきました。

 

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